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イベント会社でクズ扱いされる話 5ページ目

凛香の魅力

最近会社に所属する一人の女性が目立つようになっていた。

名前は凛香
まだ20歳から25歳くらいだと思われる。
前髪はそろっていて
ツインテールで幼く見える。
顔つきは美人だがわがままそうな雰囲気だ。

彼女はあるアパレルメーカーと専属モデル契約が結ばれて
この会社の稼ぎ頭の一人となっていた。
またSNSでも話題になり、若者のカリスマ、とまではいかないが
そこそこ有名になっていた。

凛香は良くも悪くも堂々として偉そうな感じだった。
ポーズも、腕を組んだり、男性を誘うようなポーズをしたり
自分の意見をはっきりというタイプで
見かけは幼いのに自分を持っている、そんなキャラで世間に認知されていた。

「お疲れさまでした」
義明は出先から帰ってきた凛香に挨拶をした。

凛香は一瞬挨拶を返そうとしたが
相手が義明だとわかると
特にリアクションせず通り過ぎていった。

義明はこの会社では
年寄りだが下っ端の雑魚
のような扱いをされている。
凛香もそれを理解していたのでもちろん無視だ。

しかし売れっ子の凛香には皆がちやほやしているので
何度無視されようが、義明は会うたびに挨拶は欠かせないのである。

義明はロリコンではなかったが
売れている凛香が輝いて見えて、魅力を感じていた。

魔が差した義明

ある日
イベントで凛香が帰ってくるまで待たされた洋子と義明
車から当日の備品関係を取り出して
3階の奥の備品置き場に運んでいた。

すると、義明の目にあるものが映った。

(これは凛香さんの衣装では・・・)

なんと、ハンガーに今日凛香がイベントで着用していた
衣装がかけてあった。

トップスはノースリーブで胸元にリボン
スカートはキラキラしたスパンコールで装飾され
まあ普段着るものではない。
白いロングブーツもそばに置いてあった。

義明は見ただけで備品置き場から出ようとしたが

・・・

一瞬魔がさして、義明はその服のそばに行き
服に触れ、においをかいだ。
ふわっと香水の香りがした。
思わず興奮して
今度はブーツを手に取り
(凛香様・・・)
そう心で言いながらブーツの匂いも嗅いだ。

汗をいっぱいかいていたはずだが
ロングブーツだからだろうか
あまり匂いは分からなかった。

その瞬間

「何してるの?!」

なんとドアの向こうには腕を組んだ
凛香が立っていた。

「もしかして私の衣装をお前のエッチな道具に
使われていたらどうしよう
って思っていたら
まさか、ほんとにお前

マジで許せない過ちしたねほんとに・・・」

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