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キャバ嬢が別のキャバ嬢に服従する話 6ページ目

留守番

朋美は部屋で留守番していた。
携帯をいじって時間をつぶしていたが
やはり虚しさはあった。

留守番しろ、と命令された以上
自分は逆らえないのだ。
身体を拘束するものなど何もない
ドアを開けて遊びに行くことも
物理的にはできる。

しかし
精神的な枷が朋美には付けられている。
決して勝手に遊びには行けないのだ。
その時間がとても長く感じた。

しばらくすると
携帯でメールが来た。
「いますぐこい」
メールを打つのも面倒だと思われているのか
全てひらがなだった。

プールで撮影

プールでは3人のカメラマンのように使われた。
インスタなどにアップする写真を携帯で撮影する。

「撮れた?みせて?」
アリサプールの中で後ろ向きから振り返った姿を
撮影させて、それを確認した。
「うん、まあいいかな」
服を着た朋美が携帯を見せていると
「ていうかお前、綺麗ですねアリサ様
くらい言えないの?
奴隷のくせに」
と言われた。

「あ、す、すいません
き、綺麗です
アリサ、様」

あくまで自分はマユの奴隷ではあるが
アリサや明日香の奴隷になった覚えはない。
パシリのように使われるのはもうあきらめたが
朋美にもわずかなプライドがあり
様付けに少し抵抗があった。

しかしアリサは意地悪な女性だ。
そんなためらう気持ちを見逃すはずがなかった。

「なにためらってるの
やり直し
もう一度言えよ」

アリサの片腕にはタトゥーがあった。
それを見ると、過去のトラウマがよみがえってくる。
朋美は逆らうのを反射的にやめた。

「すいませんでした。
言い直します。
お奇麗ですね、アリサ様」

こんどはしっかり迷わずに口にした。
朋美は方針転換した。
もう逆らうのはやめよう。
そのかわり自分から率先して奴隷になることはやめて
言われた命令には従おう。

何かよくわからない理屈だが
自分からは堕ちない。
しかし命令されたら堕ちても
それは仕方がない。
そんな感じで自らを納得させた。

アリサはプールに下半身つかりながら言った。
「っていうかお前ほんとに不細工だね。
奴隷が一番お似合いだよ
お前みたいなブスは
奉仕するだけの存在だって分かってる?」

酷い言葉だったが
アリサににらまれると逆らう気持ちも失せた。

「は、はい・・・
分かっています・・・」

てっきりからかわれるかと思ったが
アリサは真顔で
「お前本当に終わってんな
奴隷は奴隷らしく
皆の撮影続けてろ」
と言い放った。

「はいアリサ様」
もう戦いは終わっているのだ。
奴隷として命令されたことを実行するしかない
朋美だった。

奴隷の居場所

3人は部屋に戻り
くつろぎながら話をして楽しんでいた。
奴隷の朋美はマユから奴隷教育を受け
一緒にいるときは正座をするようになっていたため
皆の前でも正座をしていると

「なんだか視界に奴隷がいると
不快なんだけど~」とアリサに言われ
「奴隷はどこにいるのがいいか分かる?」
と明日香に聞かれたので

「む、向こうにいたほうがいいですか?」
と言うと
「いいですか?じゃなくて自分で考えなさいよ
奴隷ならどこにいるべきか」
3人は笑っている。

「と、トイレでしょうか・・・」
朋美がそう言うと皆が笑った。
「あんた自分からトイレとか言う?
奴隷根性染みついてるじゃん」

言われると確かにそうだと思った。
なぜ自分はトイレなんて惨めな場所を言ったのだろう。
思い返すと
中途半端なことを言えば
またさらにいじめられる
そう思って一番惨めな場所
を選んでしまったのだ。

確かに奴隷根性が染みついているとは
的を射ているのかも知れない。

「ちょっとまって、私ちょっと
トイレ行きたくなってきたところだったんだけど」
明日香がそう言うと

「じゃあ明日香がトイレに行って
臭くなったトイレに閉じ込めておく?」
マユが言った。

「ちょっと待ってよ
なんで私がトイレ行った後
臭くなるなんて言うの?」
「だって、ずっと便秘だって言ってたでしょ?
今トイレに行ったら絶対臭くなるよ」
「ちょっとやめてよ~」

朋美は笑っていいのか分からず
ただ3人の会話を聞いていた。
笑った姿を見られたら
明日香にまた酷いことをされそうな気がしたからだ。

マユにしばらく教育された朋美は
思考回路がすっかり変わっていた。
どうすれば怒られないか
どうすれば機嫌よくいてもらえるか
どうすればいじめられなくて済むか。

無意識的に奴隷としてのふるまいが身についていたのでる。

そして明日香がトイレに行き
しばらくして出てくる。
「はい、いいよ」
いいよ、というのは
自分がトイレから出たので
次に用を足していいよ
という意味ではない。

自分がトイレで用を足したので
その匂いのする状態で
そこでいいといわれるまで
待機していろ

という意味での
いいよ
なのである。

もはや人間として見られていないようだ。

朋美は
(どうせうんちもして
凄く臭いんだろうな)
そう思いながら中に入ると

(あれ?!)

(臭くない?!)

実は明日香はうんちをしたかったし
臭い中で朋美に待機させたかったが
臭いといわれ
みんなにバカにされたくなかったのだ。
だからトイレで大をすることはなく
特に匂いは籠っていなかった。

(よかった~)
安堵してトイレのドアを閉めた朋美。
しかしそれでも残念なことは
朋美は自分の意志でここから出てはいけないことだ。

トイレに携帯を持っていけば何か暇つぶしはできたかもしれない。
しかし、そうでなかった朋美は
長い時間トイレで過ごした。

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