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どSのギャル様は、かなりのサディストだった話 4ページ目

浮気

その日は、かなりテンションが下がっていたので
貴之はまた同じSM掲示板を覗いていた。

すると、魅力的な書き込みを見つけた。

興奮して返信しようとしたが
(まだ俺は亜衣様の奴隷だからやめておこう)
と立ち止まったが

(だけど、もう心の中は決まっている気がする・・・

もう亜衣様とは別れたい
どうせ別れるのも時間の問題だし
今でも別れる気持ちは決まってるから
別にいいかな)

そう自分を無理やり納得させ
その書き込みに返信していた。

奴隷卒業?

「すいません、もう亜衣様とは関係を続けることができません」

貴之は思い切ってメッセージを送った。

亜衣が少し怖かったのと、最後はきちんと終わらせたかったので
誠実に話をしようと思っていた。

しかし、亜衣の反応は思っていたのと違った。

「は?関係を切りたいって、奴隷の分際で何言ってるの?
私が捨てるならともかく
お前自分の立場分かってるの?」

どうやらかなり怒っているようだ。

貴之は、これ以上怒らせてはまずいと思い
丁寧な言葉づかいで返信を送ろうとすると
携帯が鳴った。

亜衣からの電話だった。

「もしもし」

「とりあえず話があるから、今すぐいつものホテルに来い
分かった?」

「い、今からですか」

「・・・」

亜衣は沈黙していた。
これはかなりまずいと思い

「わかりました亜衣様、今から向かいます」
と答えると
「わかった」といってすぐに電話は切れた。

貴之は恐れを感じた。
今まではあくまで亜衣のおもちゃではあったが
従順に従う奴隷であり
飼い主としての亜衣なりの思いやりはあった。

しかし今はそれが一切ない状況だ。
この状態でボコボコにされたら、どこまでエスカレートするかわからない。

貴之は冷や汗が出てきた。

(どうしよう・・・これは本当にまずいかも・・・)

ゆっくりしている時間はない
貴之は準備をしながら集中して、解決策を考えていた。

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