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キャバ嬢様たちの奴隷になった年上M女の話 6ページ目

ゲーム②

こんどは友理奈が新しいゲームを開発した。

それは
「あだなハイゲームだ」

あだなハイゲームとは
例えば奈緒美が「ゴミ!」というと
チカは「はい」と返事をしなければいけない。
なぜなら奈緒美にゴミ、というあだ名をつけられたからだ。

しかし難しいのは
莉奈に「ゴミ!」と言われても返事をしてはいけない。
あくまでゴミ、の名付け親は奈緒美だからである。

つまり、瞬時に自分のあだ名と、名付け親を紐付けて
正しい場合のみ返事をしなければいけないということだ。

間違えるとお仕置きが待っている。

お仕置きは大体パターンは決まってきており
友理奈はペットの躾のようなかわいいお仕置きが多く
奈緒美はビンタや唾を吐きかけられることが多い。
唾を体のどこかで受け止められなければ
蹴りが飛んでくることもあり、チカも必死だ。
莉奈は陰湿ないじめ的なことが多く、精神的に攻めるパターンが多かった。

「超ブス!」
一瞬チカが戸惑う

3人は噴き出して笑った。

超ブスはまだ誰名付けたことのなかった名前だった。
だから返事をしてはいけないのだ。
しかしブス、は奈緒美に名付けられたので
チカは一瞬戸惑ってしまった。

このように、たまにひっかけ、が存在する。
チカは間違えないように必死に聞き耳を立てる。
完全なおもちゃだった。

チカはどうしようもないマゾだったので
このような扱いをされても喜んではいたが
この家に来ればずっとこんな感じで
何一つ自由はなく
気まぐれに振り回され
肉体的にも精神的にも
気が休まることはない。

さらに、いつ終わるかわからず
いつ帰れるかもわからない。
会社の時間は必ず帰してくれるが
逆に言えば会社以外では勝手に帰る権利はなかった。

かと思えば急に放置されたり
皆が解散したり
今まで経験したことがない
不思議な時間の流れだった。

今日一日でいくつあだ名をつけられたのだろう・・・
友理奈がつけたあだ名は10個
奈緒美は5つ、莉奈は4つ
自分をバカにするようなあだ名をつけられ
それを必死で覚えて
終わってもまだ覚えてる自分がとても惨めに感じた。

ゲーム③

友理奈と二人きりの時に
いろいろ犬のしつけを覚えさせられた。

その流れで
今度は

「飼い主ゲーム」という遊びが生まれた。

飼い主ゲームも
あだ名ハイゲームに似ているのだが

例えば奈緒美が首元を触ればお茶を買ってくる
といったように
それぞれの飼い主が教えた躾を
しっかり間違えずにできるかどうか
というゲームになる。

莉奈が両手をパン、と叩いたので
チカは莉奈の目の前に行き
土下座をして頭を床につけたまま
「およびでしょうか莉奈様」と言った。

すると
「来るのが遅い」と言って
思いきり髪の毛を引っ張られた。

「いいっ!」
莉奈はチカの扱いがかなり冷酷だ。
心の底から人間だと思っていないのかもしれない。

今度は
奈緒美が足の裏で床を叩いた。
チカは奈緒美の目の前に駆け寄り奈緒美の足を両手で持ち
足先のにおいを嗅いだ。

するとそのまま蹴り飛ばされた。
「違うでしょ?犬の物まねを披露するんでしょ?」
と言われた。

「え?足のにおい嗅ぎであってなかった?」
友理奈が言うと

「そうだったっけ?私間違ってた?
あー、なんかいろいろ躾しすぎて訳わからなくなっちゃった
っていうか犬の物まねはちゃんとできるようになったの?
ほら、やってみなさいよ」

「ううぅ、ワン、ワンワン」
チカは何度もやり直しをさせられているため
人間のプライドを捨てて
犬に近づいてきた感じはあるが
まだぎこちない。

「ぜんぜん面白くない、もういいからなにかおいしいものでも作ってくれる?」

チカは奴隷になってこの家に来るのが4回目になっていたが
徐々に自分に対する扱いが雑になってきていると感じ始めていた。

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