現在は小説が中心となっております。

キャバ嬢様たちの奴隷になった年上M女の話 2ページ目

急な展開

「そんな顔してたんだ?」
ここでチカはとぼければ良かったのだが
目の前の友理奈がスタイルもよく素敵な女性だったので
「は、はい」
と答えてしまった。

「待ち合わせの場所、ここじゃないんだけど
どうしてきちんと言いつけ守れなかったの?」
明らかに自分よりずっと年下なのに
友理奈はすでにチカのことを下に見ている。

「あの・・・すいませんでした」
チカもその勢いに逆らえず、友理奈に敬語で謝っていた。

「まあいいわ、ってかほんとに女性だったんだね
同性なのに私の奴隷になりたいって思ってるの?
あんたよりずっと年下だけど」

「はい・・・奴隷に・・・なりたいです」
チカは小さな声で言った。

友理奈はは周りを見まわし、人がいないのを確認して
「おもちゃにされたり、パシリに使われたりすることになるけど
そういう経験はあるの?」

「いえ、初めてです」

「じゃあ奴隷になる覚悟はできてる?」

「覚悟・・・あの・・・」
チカが言葉に困っていると

「何されたら気持ちいいの?
足とかなめさせられたいの?
そこで這いつくばって私の靴でも舐める?」

徐々に友理奈は勢いが出てきた。

チカは少し我に返った。
本気じゃなかったのに、このままでは沼に飲み込まれそうな気がしたので
「こういう経験は何度もあるんですか?」
と質問し、とりあえず時間を稼ごうとした。

しかし、友理奈は掲示板で何度もM男と出会い、いろいろな経験を積んでいた。
Mのペースに合わせるつもりは全くなかった。

友理奈はこの短い時間で
・チカはおかしな人間ではないこと
・チカはいじめられたいマゾであること
・こちらが強引にいけば服従しそうなこと

を見抜いた。

「じゃ、あんたがいいなら早速いこっか」
と言ってチカを誘った。

「い、今からでしょうか?」
「そ、何?無理なの?じゃあなんで来たの?冷やかし?」
「今日は顔合わせというか・・・後日改めてとか・・・」
「は?顔合わせ?何言ってんの?あんたバカ?
せっかく私が遊んでやるって言ってるのに断るの?
奴隷のくせに?
友達じゃないんだけど?
奴隷って、意味わかる?
ってか今日無理なら二度と次回なんてないんだけど?」

たて続けに自分のペースで話す友理奈に
チカはすっかり自分を見失ってしまった。

「すいませんでした、友理奈さん
今日大丈夫です、よろしくお願いします」
と言ってしまった。

「大丈夫ならそういう勿体ぶった言い方しないでくれる?
あと、友理奈さんじゃなくて友理奈様だから」

奴隷の身分を教え込む友理奈。

「はい、すいませんでした友理奈様」

そう言って、チカは友理奈の後をついていった。

繁華街から5分も歩かないうちに
マンションが立ち並ぶ住宅街に入った。

こんなところに住む人は、風俗嬢とか多いんだろうな
そう思いながら昔歩いたことがある場所だ。
まさか自分がこれからその住宅に足を踏み入れるなんて
夢にも思っていなかった。

タイトルとURLをコピーしました