現在は小説が中心となっております。

クズM男が堕ちていく話 4ページ目

絶望した裕也に

「今から前に出会ったホテルに来い」

みやびとも連絡が絶え
香織からも連絡がなく
会社であっても知らないふりをされ
何もできずに悶々と暮らしていた裕也に1通のメッセージが届いた。

(誰だ・・・これ)

裕也のメッセージに届いた送り先はmi
となっていて誰か分からない。

しかし前に会ったホテルとなれば
みやびはもうないとしたら香織だ。
他に思い当たる人はいなかった。

(もしかしていたずらかも・・・)

ホテルの入り口に入って
裕也は予想外の人物と出会うことになる・・・

「奈々子?!」

そこにいたのは同じ会社の奈々子だった。
奈々子は裕也と因縁があった。

裕也と奈々子は一時期同じ部署にいた。
裕也のほうが歴も長く先輩だったため
仕事の割り振りは裕也が指示していた。

奈々子は明るいショートの髪で
眉毛がきりっとして
美形の女性だ、周りの男性からもちやほやされていた。
性格はきつめだったが、意外と繊細な部分も持ち合わせていた。
そんな奈々子に目を付けた裕也は
奈々子に告白した。
しかしあっさりと振られた。

ここで裕也もきっぱりあきらめればよかったのだが
裕也は自分の立場を利用して
奈々子に冷たく当たった。
仕事をきちんと与えなかったり
教えないとわからないことを教えなかったり
評価を低くしたり
性格の悪いいじめをした。

奈々子は思った以上にショックを受け
しばらく休むようになり
いつしか部署も変わった。

そういった経緯があるため
二人の仲は最悪、しかし裕也は依然と
奈々子に好意を残しているといった
複雑な状態だった。

そんな奈々子が話し始めた。

「どうやって復讐しようかって考えて
いろいろあんたのこと調べてたら・・・

でるわでるわでびっくりしたわ

変態どM・・・

裏切者・・・

詳しいこと教えてって言ったら
みんなすんなり教えてくれた。

あんたってホント最低の人間なんだね」

その後奈々子はいろいろ話をしていたが
裕也は半分上の空だった。

(まずい・・・

まずいぞ・・・

なんだかわからないけれど
非情にまずいことになっている。
彼女に本気にさせたら
会社にもいられなくなる・・・)

とにかく頷いて怒らせないように気を付けていると
奈々子は言いたいことを言い終えたのか

「じゃあほらっ、私の靴舐めなよ
彼氏には到底できないけれど
奴隷にだったらしてあげるから」

奈々子は冷たく言い放った。

「は、はい・・・」

どうすることもできずに徐々に跪く裕也
奈々子の靴に舌を這わせようとすると

「早いんだよ!」
奈々子に蹴りを浴びせられ、壁に頭をぶつけた。

「普通嫌がるでしょ!何すぐに舐めようとしてんだよ!
やっぱりあんたマゾだから
喜んでるんじゃないの?!」

奈々子は裕也の髪をつかんで真顔で言った。

「言っとくけど、私が言う奴隷って
SMプレイじゃないから・・・

M男のあんたを気持ちよくさせる気持ちはないから

あくまで復讐だってこと忘れないでね。
今まで受けた私の精神的苦痛と同じことを
味わってもらうつもりだから・・・」

裕也は複雑な気持ちだった。

彼氏にはなれなかったがこの奈々子の奴隷として
これからいじめられる。
それは嬉しくもあるが
彼氏ではなく奴隷の身分・・・
しかも
職場では上の立場で接していたし
結構険悪な感じになっていたので
どう接すればいいのかわからない。

しかも奴隷と言っても今までとは少し違って
奈々子は自分に嫌悪感を抱き
復讐の気持ちを持っている。

M男が女王様を怒らせないように気を付ける
のとはまた違った
緊張感があった。

奈々子の奴隷になりたい

「じゃあ次は足の裏でも舐めな」

場所はホテルの部屋に移り
裕也は全裸で跪いて奈々子の足の裏を舐め始めた。

「お前は汚いものほど好きなんだよね」

奈々子は裕也の惨めな性癖を知っているようだった。
みやびとのSMプレイの情報は筒抜けのようだ。

「ほらっ、足の指の間に、ゴミがたまってる、汚いゴミ~」

そう言って奈々子はそのごみをつまんで

「食えよ」

そう言いながら裕也の口をつまんで開けさせて、中にゴミを放り込んだ。

「感想は?」

「・・・」

裕也が黙っていると

「お、美味しいです~
香織様の足についたゴミ~
美味しですぅ~」

奈々子の携帯から裕也の声が聞こえる・・・

どうやら香織とのやり取りも筒抜けのようだ。
裕也は恐怖を感じた。

「お、おいしいで」

すると

「がはあぁっ!!」

奈々子は足で裕也の顔を蹴り飛ばした。
顎を蹴られて裕也は本気で痛がった。

「本気でやれよ」

「は、はいっ!美味しいです!
奈々子様の足のゴミ!

お、美味しいですぅっ!!」

裕也はかなり弱みを握られていることと
奈々子がプレイでいじめているのではなく怒りでいじめていることに
怯えていた。

「じゃあ次は床掃除ね」

そう言って奈々子は床に唾を吐きかけた。

「唾を舐めながら、汚れた床を掃除ね」

「は、はい~奈々子様~」

裕也は我を忘れていた。
こんな惨めな姿にされているのに、恥じらいや
今後の会社での振る舞いに戸惑いを感じながらも
自分がどんなに気持ち悪いマゾなのかを知られ

不安や恐怖と快楽が入り混じって
自暴自棄になっていた。

奈々子の眼は一切笑っていない。
一体裕也のこの姿をどういう感情で眺めているのだろうか。

再起不能になるまで、裕也はいじめられた。
しかも裕也の股間はずっと感じっぱなしだ。
しごいたり、射精するようなことは一切させてもらえなかったので
ずっと感じっぱなしで、あらゆる惨めな命令にも応じていた。

「ありがとうございます!」

「ありがとうございます!!」

裕也は奈々子にお尻を向け、奈々子は裕也の汚いお尻の毛を
一本ずつ抜いていく。

「ありがとうございます!」

「ありがっ!!とう・・・ございます」

明日からどんな顔して奈々子と会えばいいのだろうか。

「ぐうう~
汚い!

汚いケツ毛でえええ

すいませんん~~」

そんなことを真剣に考える余裕も与えてくれない。
裕也は肉体的な苦痛や疲労
精神的な屈辱と快楽にかき回されるような感覚で
どこまでも奈々子に弄ばれた。

今までの対等な関係が完全に崩壊した気がした。
奈々子にまともに話しかけることが出来る気がしない。
どんなことをされても逆らえる気がしなかった。

しかし、そんなことをしているうちに裕也は気が付いた。

(もしかしてこんな関係が自分が望んでいたものかもしれない・・・)

裕也は奈々子と付き合って彼氏と彼女の関係になることを
望んでいたが、
本当は奈々子の奴隷になり
奈々子にこき使われ
虐げられ
人間以下の扱いをされることを
本当は望んでいたような
そんな気がしてきた。

それは今までプライドや羞恥心が邪魔をしていたが
今こんなにひどい目にあわされているのに
とても居心地がよく感じる。
裕也は奈々子の奴隷としていきていきたいと思った。

もちろん奈々子はプレイの相手として裕也を奴隷にしたいわけではない。
復讐のためだ。
しかしそれでもいい。
奈々子の奴隷になってお仕えしたい。
裕也は心からそう思い始めた。

「奈々子様、どうかこれからも奴隷でいさせてください

奈々子様の、奴隷でいたいです!

どうか、お願いします!」

這いつくばって懇願していた。

すると奈々子は静かに裕也のもとに近づいて言った。

「あんた、まだ分かってないみたいだね。
私の奴隷になるってことは
M男として気持ちい毎日なんかないから・・・

本当に嫌がることさせて
私が受けた何倍もつらい思いさせてあげるから。

ていうかさせてくださいじゃなくて
奴隷にするのは私が決めたことだから
お前に拒否権はないの。

すぐに・・・」

そういうと奈々子は裕也のちん●を思いきり蹴り上げた。

「ぎゃあっ!!」

倒れこんでもがき苦しむ裕也。
一切表情を変えずに奈々子が言った。

「すぐに、奴隷にされたことを
後悔させてあげる・・・」

裕也はそれでもまだこの意味を理解できていなかったが
この後すぐにどれほど愚かだったか
実感することになる・・・

タイトルとURLをコピーしました