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キャバ嬢様たちの奴隷になった年上M女の話 3ページ目

友理奈の家には・・・

部屋に入った瞬間
ちょっとした絶望がチカを襲った。

ヒールの高いサンダルがいくつかあり、奥には誰かの声がする。
あきらかに誰かがいる。
友理奈だけではなかったのである。

きつい香水のにおいと、今まで嗅いだことのない家のにおいが
異世界に来たような感覚にさせた。

「あれ?M男じゃないの?この子誰?」

ソファーで携帯をいじっていた女性は奈緒美といった。
奈緒美は友理奈と違って髪は茶系でウェーブがかかっている。
きりっとした瞳の女性だった。
わがままで怒らせると怖そうな雰囲気だった。

チカはしばらく2人の目の前で
直立不動で自己紹介をさせられた。
2人はそんなチカをソファーに腰かけながら眺めている。

「へ~、そうなんだ、でもM女でキャバ嬢の奴隷になりたいなんて珍しいよね
今こうやってあたしたち目の前にしてどんな気持ちなの?
感じてるの?」

「は、はい」

「はいだって、キモイのはM男だからと思ってたけど
M女からいわれてもキモイね。
お前がブスだからなのかな?
それともお前がおばさんだからかな?」

出会って初対面だというのに
そこに礼儀もなにも一切存在しない。
彼女たちにとってチカは先輩でも人間でもなく
どんな扱いをしてもいい奴隷なのである。

「すいません・・・」
チカが言うと

「は?何が?何がすいませんなの?
ブスだからすいませんってこと?」
奈緒美がそう言うと友理奈が笑った。

「そうやって、なんでもすいませんっていうところもキモイよね
頑張って大学にも行ったのなら、もっと言葉勉強したら?
ってかいつまで突っ立ってるの?
早くそこに正座してひれ伏しなさいよ。
ずっと上から見られてるからイラついてるんだけど」

そう言われ、チカは2人の目の前で正座した。

奴隷の儀式

ゆる~いいじめの時間が始まった。

「彼氏は?」
「いません」
「だよね、お前みたいなブスがいるわけないよね?
会社に好きな男はいないの?」
「男性は、あまり興味がないです」

「そうなの?じゃあいつから私たちみたいな女性に
いじめられたいって思うようになったの?」

「昔は普通のレズだったんですが
いつからかいじめられたいって思うようになって
それから、若い子にいじめられたいって思うようになって」
「だからそれがいつからかって聞いているんだけど」

奈緒美がチカの顔を足先ではたいた。
そしてペットボトルの蓋を手にとって
チカを見つめた。

真顔で唾を垂らしてく。
蓋に唾がたまっていった。

「はい、じゃあこれ飲み干して
奴隷の儀式だから。
初めにこれは必ずやらせているから」

チカは泣きそうな表情になった。
しかし今までSM動画でしか見たことがなかったことが
今現実に起きている。
しかも目の前にいるのは自分が理想に思っていた
若いキャバ嬢だ。
さすがに少し汚いと思う気持ちもあったが
チカはそれを両手で受け取った。

吐き出した唾を大事そうに扱うチカをみて、二人は笑った。

チカはゆっくりと奈緒美の唾を飲み干した。

「これからあんたは私たちの奴隷だね。
本気だってことは分かったから」

いや、本気じゃなかったんです。
なんて言葉は今更言えるわけはない。

「ありがとうございます友理奈様、奈緒美様」
チカは頭を下げてお礼を言った。
汚いと思ったし、臭かったが
こんなにぞくぞくしたのは初めてだった。

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